佐賀県/さがけん

意味

佐賀県とは、九州地方北西部の県。県庁所在地は佐賀市。成立は明治4年。

佐賀県の語源・由来

佐賀の県名は、廃藩置県で県庁所在地となった「佐賀郡」に由来する。
この地名は古代から郡名として用いられ、『風土記』には「佐嘉」の表記で見られる。
佐賀の地名の由来は、下記のとおり諸説ある。
1.郡の中心部に大きなクスノキが茂っているのを見た日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、「この国は栄の国(さかのくに)と呼ぶがよい」と言ったという『肥前国風土記』の記述に由来し、「サカ(栄)」が転じて「サガ」になったとする説。
2.「砂洲」「低湿地」を意味する「スカ」が変化し、「サガ」になったとする説。
3.「サカ(坂)」が濁音化して、「サガ」になったとする説。
4.「サカ(逆)」が濁音化し、「サガ」になったとする説。

「1」は最も多く語られる説であるが、地名学では最も有力とされない説である。
「2」は佐賀のほか、滋賀でも用いられる説だが、特殊な音変化のため考え難い。
「3」は説得力に欠けるが、地形に由来する地名は多く、音変化としては考えられる。
「4」は最も有力な説で、「佐嘉川(現在の「嘉瀬川」)」の河口付近は、満潮時に潮流が逆流する逆流水域であり、「逆流する川」の意味で「さか川」となり、「佐嘉川」に転じたのち、この地域を「佐嘉(佐賀)」と呼ぶようになったと考えられる。

佐賀県のシンボル

県のクスノキ
県のクス
県の:カササギ

佐賀県の市町名

佐賀市/唐津市/鳥栖市/多久市/伊万里市/武雄市/鹿島市/小城市/嬉野市/神埼市/吉野ヶ里町/基山町/上峰町/みやき町/玄海町/有田町/大町町/江北町/白石町/太良町

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